タツノオトシゴ?竜の落とし子?何だか不思議な名前だと思いませんか?
確かに、龍(辰)に似ている気もしますが・・・。
英語だと「龍・竜」の英訳「ドラゴン」が入っているのでしょうか?
今回はタツノオトシゴの名前の由来について調べてみました!
目次
タツノオトシゴの名前の由来
干支の中で唯一実在しない架空の動物「竜」。
辰年の年賀状には主役級に登場していますが「タツノオトシゴ」の由来は?
名前の由来
きちんとした由来は見つかりませんでしたが、「竜」は実在しない動物で、「おとしご」は「落し子=落胤(高貴な身分の人と正妻以外の女性の間に生まれた子供)」の意味を持っているので「竜に似てるけど竜じゃない」というのが私は1番近いかな?と思います。
何の仲間なの?
もちろん「竜」の仲間ではありません。
個人的には、何となく海老や蟹に似ていると思うのですがれっきとした「魚」の仲間でした。
あのゴツゴツしたお肉のついていないスレンダーな体からは想像できませんが、ゴツゴツした表皮が「ウロコの変形したもの」であると言われるとビックリしますよね?
ちなみに「トゲウオ目ヨウジウオ科」に属しているのですが、名前からしてどんな魚か想像が出来てしまいますね。
英語では何と呼ぶの?
英語にも「竜」は含まれているのでしょうか?「ドラゴン・フィッシュ」とかだとカッコイイですよね?
英語でタツノオトシゴは「seahorse (シーホース)」と呼ばれています。
うーん・・・竜ではありませんでしたね?
ちなみに世界で使われる学名では「hippocampus(ヒッポカムポス)」なのですが、こちらも「馬」が関係していました。
ギリシャ神話に登場する上半身が「馬」で下半身が「魚」の怪物の名前に由来していました。
学名でも由来は馬なんですね。
実は日本でも馬似?
探してみると日本でも地方によって違う別名として「海馬(うみうま・かいば)」「馬の子(うまのこ)」「馬魚(うまうお)」と馬に関する別名が多かったです。
そういわれると「馬似」にしか見えなくなってきますね。
和名の総称として「タツノオトシゴ」が使われています。
まとめ
どうやら「竜に似ている」と思っているのは日本だけの様でした。
しかし「そんな名前なんて関係ないわ!」とフワフワ泳いでいるタツノオトシゴは見れば見るほど不思議な魅力を持った魚です。(魚というのにもビックリしましたが)
次に水族館で見かけた時は、竜に似た部分と馬に似た部分を見つけてみたいと思います。